USB Power Delivery
USB Type-Cで使える給電機能。最大100Wの給電に対応しているため、ノートPCなどでも十分に使える。
分かりやすい記事
【USB】第6回 USB充電を大きく変える新規格、USB PDとは? (1/3):ITの教室 - @IT
【USB】第6回 USB充電を大きく変える新規格、USB PDとは? (2/3):ITの教室 - @IT
パワールールは、USB PDで実装必須の固定出力の5V/9V/15V/20Vの電圧対応をPDP表記と連動させる。また、20V以外の出力電圧では、原則、最大出力電流は3Aまでとなっている。ただし、パワールールが既定するのは、あくまでもソースの基本仕様であり、USB PDで実装が必須とされている範囲のもののみである。
table:USB PDのパワールール
USB PD出力表記(PDP) 最大出力電流 備考
5V固定 9V固定 15V固定 20V固定
15W未満 PDP÷5 A - - - 15W以下のUSB PD電源は5Vしか出力できない。W数に応じた最大出力電流は15Wで最大3Aとなる
15W 3A - - - (同上)
15Wを越え27W未満 3A PDP÷9 A - - 15Wを越えると5Vと9Vの出力が可能になる
27W 3A 3A - - (同上)
27Wを越え45W未満 3A 3A PDP÷15 A - 27Wを越えると5V/9V/15Vの出力が可能になる。
45W 3A 3A 3A - (同上)
45Wを越え60W未満 3A 3A 3A PDP÷20 A 45Wを越えると20Vの出力も可能になる
60W 3A 3A 3A 3A (同上)
60Wを越え100W未満 3A 3A 3A PDP÷20 A 60Wを越えると20Vで3A以上の出力が可能になる*1
100W 3A 3A 3A 5A 100WがUSB PDの最大出力電力*1
*1: 3A以上の出力には5Aケーブルの利用が必須
ケーブルでもワット数上限が決まる
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック 2 付属のUSBケーブルを使うと65Wで認識された
shimizukawa.iconあれ、65Wって規格外?
60Wを越え100W未満 ここに入るのか
UGREEN Type C ケーブル USB 3.1 Gen1 PD対応 最大60W/3A
60Wが上限。実際に購入して65W給電するThinkPad Thunderbolt 3 ドック 2に繋いでみたら、60W給電になった
参考
USB Power Deliveryの規格をざっくり解説
Power Rules (パワールール)」という仕様
上記のPower RulesはUSB PD Revision 2.0/3.0で使用されているものであり、Revision 1.0ではPower RulesではなくProfileという仕様が使われていました。
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MacBook Pro 15インチとThinkPad X1 CarbonでUSB PDの挙動をチェック
【特集】これで失敗しない、USB PD充電器選び(ノートPC編) ~ThinkPadとMacBook Proで検証 - PC Watch
まずは対象のUSB PDアダプタ8製品をまとめて紹介
レノボ「ThinkPad X1 Carbon(2018モデル) 」
第8世代Coreプロセッサを搭載した、ThinkPad X1 Carbonの第6世代モデル。Thunderbolt 3に対応したUSB 3.1 Type-Cポート×2を搭載している。付属のACアダプタはこのType-Cポートに接続する仕様で、最大65Wまで対応する。